2024年7月23日
第30回 想いを込めたお墓づくりコンテストで【大賞】を受賞!!
石匠苑でお手伝いさせていただいた墓石が
【第30回想いを込めたお墓づくりコンテスト】で【大賞】を受賞しました。
このコンテストは、全国優良石材店の会が年1回開催しており、
今年で30回目となりました。
下記がお客様がこのお墓に込めた想いです。
『群馬県を代表する書家、水谷龍雲。
自らが生み出した「書」を墓石として残してほしい。
それが父の生前の意向でありました。
父の87年の生涯は書道ひと筋であり、22歳から書に携わり人生の大半を書に没頭し、書と生きた人生でありました。日本の書道界の発展と書の文化の振興に努めてまいり、父が世の中に残した数々の作品があります。
その代表作のひとつ『いのり』を、石匠苑さんの手により、新たな息吹を吹き込んでいただきました。
そしてもうひとつのこだわりが「落款」です。父が生前、書家として墓石の題字を依頼される事も多い中題字はもとより、作品の落款は狭い中に画数も多く、細部まで忠実に表現する事が難しく繊細な作業を要する中、それを見事に表現し彫り上げるのが石匠苑なのだと、父が生前よく申しておりました。
『龍雲』の落款と、『いのり』の律動感、墨の濃淡、かすれ、滲み、跳ね、のひとつひとつ細部に至るまでを忠実に再現してくださり、まるで展覧会さながらのお墓が完成しました。
最後に石匠苑さんの提案で、その傍らには『硯』と『筆』を…ということで、実際に父が使用していたものを元に、石材で設えていただきました。
父の生前の願いがこのようにして叶い、父のお墓が完成となりました。
そしてそのお墓にはそれ以来、たくさんの方々が墓参りに訪れてくださっております。
父もさぞかし喜んでいると思います。そして、わたしたち家族やお弟子さんたちも大変嬉しく思いながらお墓参りに行っています。
このお墓の制作にご尽力くださった石匠苑スタッフのみなさまに、心より感謝しております。』